結局どんな塾に通わせるのが我が子にぴったりなの?〜中学受験編〜
こんにちは。練馬で個別指導を行っているトップエデュです。
当塾では受験対策も行なっており、志望校合格を目指して日々勉強に励む生徒が多数在籍しています。
今日はその中でも「中学受験」に焦点を当てたコラムをお届けします。
塾選びを制するものは中学受験を制す!性格と学力から学習スタイルを決める
我が子に中学受験をさせよう、と考える親御さんが最も悩むポイントはずばり、塾選びでしょう。
中学受験で求められる学力は小学校での勉強とは大きく異なるため、中学受験のノウハウがしっかり蓄積されている塾で勉強することが必要不可欠になるためです。
とはいえ、初めて中学受験を経験する親御さんの場合は特に「どんな塾を選べば良いのかわからない」と悩んでしまいがちです。また、上の兄弟がすでに中学受験を経験しており、下の兄弟にも中学受験をさせる場合でも上の兄弟と同じ塾を選んだからといって同様に成功するとも限りません。
そこで、トップエデュではまずお子さんの「性格」と「学力」の2点についてヒアリングを行っています。特に塾選びを始めたばかりで右も左も分からない……といった場合は「性格」を重視しています。それは、お子さまの学力を伸ばすために最適な環境を知るため。いわば塾選びの第一歩です。
例えば、自分から進んで質問ができる物怖じしないタイプなのか、ライバルと競い合うことでモチベーションが上がる負けず嫌いなタイプなのかといったことをお聞きします。これらのヒアリングからは集団塾と個別指導ではどちらの方が伸びるタイプのお子さんなのかを判断することができます。
上記のお子さんの場合は集団塾の方が向いている一方、大勢人がいる場では質問をする勇気が出ない大人しい子や、他者と関わることにストレスを感じやすい子の場合は個別指導の方が落ち着いて学習に取り組むことができるでしょう。
集団塾と個別指導は互いに違った特徴があり、優劣はないため「どちらの指導スタイル、学習環境の方がお子さんに向いているか」に重きを置いて塾を選ぶのがベストです。
集団塾と個別指導、それぞれのメリットとデメリットを比較
お子さんの性格を改めて考えてみると、集団塾と個別指導のどちらを選んだ方が良さそうか、大まかな方向性が見えてくるかと思います。
ただ、それだけでどちらのスタイルの塾に入塾するかを決めてしまうのは早計です。
集団塾と個別指導のそれぞれの特徴とメリット・デメリットを把握せずに塾を決めてしまうと、「やっぱり何か違う……」という齟齬を生みかねません。
お子さんの性格も踏まえつつ、それぞれの塾の長所短所を判断材料の一つとして検討することで初めて納得のいく塾選びができるでしょう。
さっそく集団塾と個別指導、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
大規模な集団塾:成績をあげるノウハウが集約されている。個別対応に関してはドライ
大規模な集団塾とは、「1クラス20~50人が在籍している塾」とここでは定義します。
集団塾、特に大手塾の場合は毎年多くの生徒を指導している実績があります。
そのため、生徒の学力を伸ばすための仕組みが蓄積されてきたノウハウによって確立していることが最大の強みと言えるでしょう。具体的には、100人の生徒がいれば70~80人ぐらいの生徒は着実に成績を伸ばすことが可能です。
ただ、多くの生徒を見ている集団塾では個別対応がドライな傾向にあります。
指導は全体で決められているカリキュラムに則って行われるため、生徒の学習進度や理解度に関わらず授業は行われます。
仮に授業についていけなくなった場合、個別で補修等のサポートをしてくれるかというと教師の負担が大きくなり、他の生徒まで手が回らなくなるのであまり期待できません。
メリット:テストやクラス分けがあるので、立ち位置が把握できる。
友達ができて頑張りあえる。
保護者間の情報共有もできる。費用が安い(4教科 月2万円台~3万円)。
デメリット:保護者の負担が重い。予習復習のサポートを親がしっかりする必要がある。
授業進度についていけず、置いていかれる恐れがある。
苦手な単元があったときにつまづいてそのままついていけなくなる。
小規模な集団塾:サポートは充実しているが塾によって当たり外れが大きい
なかには1クラス4~10人の少人数制の塾もあります。
少人数制の集団塾の場合、大規模な集団塾とは異なり、授業中についていけなくなった子や苦手な単元でつまづいてしまった子に対するサポートが充実しています。
一方、指導やサポートの質が属人的になりやすいことが気になる特徴として挙げられます。
メリット:小さい塾が多く先生との距離感が近い。費用が安い(4教科 月2万円台~3万円)。
地元に特化している場合が多い。練馬エリアだと武蔵中に特化しているようなところもある。
デメリット:小規模なので子供に合うか合わないかが教室長次第になってしまう。
授業がシステム化されていない場合もあり、急な先生の退職等でモチベーションが下がる場合もある。
評判等をリサーチするのが難しく、良いところを探すのが大変。
個別指導塾:オーダーメイド式の授業×手厚いサポートが魅力的。が、費用が高い
ここでは教師1人に対し指導する生徒が1人の「完全個別指導塾」について説明します。
個別指導塾の場合、集団塾とは異なり生徒ごとに最適なカリキュラムを一から組み、指導を行います。
1対1なので教師もしっかり生徒の理解度を把握した上で指導ができるため、取りこぼしやつまづきの発生を抑えることができます。
また、小規模な集団塾と同様、教師と生徒の距離が近いため生徒の状態に合わせた柔軟なサポートを行ってくれます。
メリット:授業がオーダーメイド。手厚いサポートを行ってくれる。
家とは違う勉強スペースがあることで緊張感を持って取り組める。
デメリット:費用が高い(1対1の場合 月2~3万円、1対複数 月1万円代後半~2万円台前半)
家庭教師:リラックスできる自宅で個別指導を受けられる。費用がネック
「塾」という枠からは外れますが、家庭教師に依頼することでも個別指導スタイルの学習を行うことができます。
個別指導塾同様、現在の学力状況に応じたカリキュラムを作成した上で指導してくれます。
なんといっても家庭教師はその名の通り教師が家まで来てくれるため、家以外では落ち着いて勉強できない子や、事情があって通塾することが厳しい子にとって最適な選択肢の一つになるかもしれません。
ただし、慣れ親しんだ家だからこそ気持ちを切り替えられずに勉強に集中できない子もいるため、見極めが必要になります。
メリット:授業がオーダーメイドであること。家に来てくれること。
デメリット:家では緊張感がなく、いまいち集中できない場合がある。費用が高い(月3~4万円)
我が子にぴったりな塾と二人三脚で合格を勝ち取ろう
以上、中学受験を見据えた塾選びの際に重視すべきポイントと、それぞれの塾の特徴を説明しました。
数多くある塾の中からお子さんにぴったりな校舎を見つけるのは苦労するかもしれません。
ですが、塾選びが受験の結果を大きく左右すると言っても過言ではありません。
ぜひ塾のホームページを確認するだけでなく、実際に通塾している方からの評判や塾長面談、校舎見学といった多角的な視点から塾を比較検討してみてください。